盛岡市中央卸売市場から旬の食材を紹介する「とれたて市場だより」。
本日紹介する食材は!寒くなってくると食べたくなる鍋にも欠かせない野菜「白菜」です。
白菜が多く店に並ぶようになりましたが、寒くなってくる今月から2月にかけて旬を迎えます。
畑の霜や雪で凍らないよう糖分を増やすため、寒じめ効果により甘味も強く感じられるようになります。
いまは一戸町や岩手町など県北部でとれたものが出回っています。
このあと今月下旬になると、一関市などの県南部のものが出始めます。
また、生産量全国一の茨城県産のものも出回っています。
👩 ことしの出来はどうですか?
県内のものは台風などの被害を受けなかったため、大玉傾向で生産量も多くなっていて、味も例年通りおいしく仕上がっています。
≪ 丸ごとおいしく食べきるためのポイント ≫
鍋料理などに使う場合は、縦に切ってさまざまな食感を楽しむのがおすすめです。
◎1枚ずつはがして使う場合
外側の固めの葉 |
外側の固めの葉は断面を増やすそぎ切りにすることで調理しやすくなります。
油と相性がいいので、炒め物に向いています。
中間部分 |
汁物などに入れて火を通すと甘みが増し、トロトロの食感を楽しめます。
◎丸ごとの場合
巻きが固く葉の緑色が鮮やかなもの。
持ってみてずっしりと重いもの。
◎半分や4分の1に切って売られている場合
切り口に変色がなく、ふくらんでいないもの。
丸ごとの場合、新聞紙に包んで日の当たらない涼しい場所に、畑で育っているときと同じく立てて保存するのがいいでしょう。
湿気が多いと傷みやすいので、新聞紙は湿ってきたら交換するようにしてください。
きちんと保存すれば3~4週間ほどもちます。
縦にカットしたものは、芯を切り取り、ラップに包んで、冷蔵庫の野菜室で保存し、1週間くらいで食べきるようにしてください。
今回紹介した食材を使ったレシピ「白菜のとろとろ豆乳みそスープ」は、NHK盛岡放送局ホームページに掲載されています。
本日お届けしたのは、丸モ盛岡中央青果(株)佐藤 隆久さんとNHK中嶋 栞キャスターでした。
「とれたて市場だより」は月曜日~金曜日の午後6時10分~7時のNHK総合「おばんですいわて」内で火曜日に放送されます。
皆様ぜひご覧ください。
次回(2021年11月9日)放送予定は「マダラ」です。
※国会中継で休止になる場合があります。ご了承ください。
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